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1月, 2025の投稿を表示しています

院長の活動量:2024年12月

  院長の12月の活動量をご紹介! このコーナーでは、私の毎月の活動量を皆さんにお届けしています。今回は12月の活動量です。iPhoneの健康アプリで記録したもので、少しでも皆さんの運動へのモチベーションになれば嬉しいです! 「1日平均活動量」について簡単に説明しますね。 1日平均活動量・活動時間 :iPhoneやApple Watchが計測した1日の活動量と活動時間の平均です。このエネルギー量は日々の動きから算出されています。この数値には安静にしている時のエネルギー量(基礎代謝量)は含まれていません。 12月の結果は... 1日平均活動量:1047 kcal(11月:874kcal) 1日平均活動時間:88分(11月:77分) 皆さんはいかがだったでしょうか? 私は、3月にフルマラソンに出場する予定を立てたため、12月は意識的に運動時間を増やし、結果として平均活動量や活動時間が11月よりも多くなりました。寒さが本格的になり、雪が降る日も増えたため、外での運動が難しくなるのではと思っていましたが、雪が溶けた道路などを利用して、なんとか継続しています。 私自身も、患者さんと同じように運動の大切さを日々実感しながら取り組んでいます。皆さんも、無理のない自分のペースで、楽しみながら体を動かしてみてください!一緒に健康的な日々を目指しましょうね。

病気のこと:体の柔らかさと体調不良の意外な関係――エーラス・ダンロス症候群

  「体が柔らかい」「皮膚が伸びる」「傷が治りにくい気がする」 そんな風に思ったことはありませんか? 実は、これらの症状が遺伝性の病気「エーラス・ダンロス症候群(EDS)」に関連している可能性があります。 エーラス・ダンロス症候群 は、コラーゲンの異常によって皮膚、関節、血管など全身の結合組織に問題を引き起こす疾患です。日本では稀な疾患とされていますが、診断されずに見過ごされることも多い病気です。 画像はAIで作成しています エーラス・ダンロス症候群が引き起こす体調不良 EDSは以下のような症状を伴うことが知られています。これらの症状は、単なる「体質」や「ストレス」だと思い込まれがちですが、放置せずに専門的な診断が必要です。 1. 慢性的な痛み 関節が柔らかすぎるために脱臼や捻挫を繰り返し、関節痛や筋肉痛が慢性化します。これにより、日常生活や仕事に支障をきたすこともあります。 2. 消化器の不調(腹痛、下痢、便秘など) 結合組織の異常が腸の働きに影響を与え、過敏性腸症候群(IBS)のような症状が現れることがあります。腹痛や膨満感が続く場合、EDSが関係している可能性があります。 3. 立ちくらみや失神(起立性調整障害) 血管の弾性が低下し、血圧や心拍数の調整がうまくいかなくなることがあります。立ち上がるとめまいや動悸が起きる、集中力が低下する、といった症状は特に若年層に多く見られます。 「個性」ではなく「サイン」かもしれません 関節や皮膚が柔らかいことは、個性として捉えられがちです。しかし、それが慢性的な痛みや不調と結びついている場合、 エーラス・ダンロス症候群の特徴 である可能性があります。この疾患は、外見的特徴だけでは見逃されやすいため、他の症状と合わせて注意することが大切です。 適切なサポートで生活の質を向上させる EDSには根本的な治療法はありませんが、 早期診断 によって症状を管理し、生活の質を向上させることが可能です。 関節の安定性を保つためのリハビリ。 慢性的な痛みや消化器症状を薬物でコントロール。 生活習慣の改善(塩分摂取や水分補給の工夫など)。 「もしかして?」と思ったらご相談を 体の柔らかさや傷の治りにくさ、さらに慢性的な体調不良を抱えている場合、エーラス・ダンロス症候群の可能性があります。気になる症状がある方は、ぜひ当クリニックにご相...