健康診断で「血糖が高い」と言われ、不安に感じていませんか。 症状がないと「様子を見てもいいのでは」と思われる方も多いと思いますが、実は早めの対応がとても大切です。 外来をしていると、「あのとき受診しておけばよかった」と言われる場面も少なくありません。血糖が高い状態はゆっくりと進行していくため、気づいたときにはある程度進んでいることもあります。 もちろん、少し高いからといって、すぐに薬が必要になるわけではありません。生活習慣の見直しだけで改善する方も多くいらっしゃいます。ただ、「今の状態がどの程度なのか」を一度きちんと確認しておくことはとても大切です。 受診の目安としては、空腹時血糖が100以上、HbA1cが5.6%以上、あるいは「要再検査」と言われた場合には、一度評価を受けておくことをおすすめします。また、以前より数値が上がっている場合も、状態が進んでいるサインと考えられます。糖尿病は急に発症するものではなく、血糖が高い状態が続くことで、徐々にリスクが高まっていきます。 当院では、問診や身体診察で血糖が高くなっている原因がないか評価、血液検で血糖値などの再評価、結果に応じて、「何を変えればよいか」を具体的に相談を行っております。 血糖が高いと言われたときに大事なのは、「すぐに治療が必要かどうか」ではなく、「今の状態を正しく知ること」です。 血糖が高い状態が続くことで、将来的にさまざまな病気が起こりやすくなることが知られています。糖尿病の治療は、症状を改善するためだけでなく、こうした病気を予防するためのものです。早い段階で対応することで、そのリスクを大きく下げることができます。 受診された場合には、問診や診察に加えて、必要に応じた血液検査や生活習慣の評価を行い、その結果に応じた対応をご提案します。 また、「薬を使うべきかどうか」についても、無理に開始するのではなく、生活改善を含めて一緒に考えていきます。 気になる方は、あまり構えずに、いつでもお気軽にご相談ください。
夕方になると足がパンパンにむくむ、靴がきつくなる、だるくて座っていたくなる…。そんな症状を経験したことはありませんか? それ、もしかしたら 下肢の慢性静脈不全 (かしのまんせいじょうみゃくふぜん)という状態かもしれません。 ■ 慢性静脈不全とは? 足の静脈には、心臓に血液を戻すための「逆流防止弁」が備わっています。この弁がうまく働かなくなると、重力の影響で血液が足にたまりやすくなります。 その結果、足がむくんだり、だるさを感じたり、ひどい場合には**皮膚の色が変わったり、潰瘍(かいよう)**ができたりすることもあります。 このような状態を「 慢性静脈不全(CVI) 」と呼びます。 ■ よくある症状 夕方になると足がむくむ 足がだるい、重い感じがする 足首の皮膚が茶色っぽく変色する 静脈瘤(血管が浮き出る)が見られる 足のかゆみ、皮膚の硬化、傷の治りが悪い これらの症状が毎日のように繰り返されるようであれば、医療機関での評価が必要です。 ■ 原因は? 加齢 長時間の立ち仕事や座りっぱなしの生活 妊娠や出産 遺伝的な体質 運動不足 が関係すると言われています。 特にデスクワークや立ち仕事が多い方、高齢者、女性に多く見られます。 ■ 対処法・治療法 弾性ストッキングの着用 血流を助け、むくみを軽減する効果があります。 足を高くして休む 座るときは足台を使う、就寝中はクッションを使って足を心臓より高く保つと効果的です。 歩行・ふくらはぎ運動 ふくらはぎは「第2の心臓」と呼ばれ、血液を押し上げるポンプの役割をします。こまめに動かす習慣をつけましょう。 医療機関での診察と治療 血管の状態を確認するために超音波検査を行い、必要であれば薬物療法や血管内治療(カテーテル治療)が検討されます。 ■ むくみ=腎臓や心臓ではない? むくみというと「腎臓が悪いのでは?」「心臓が弱っているのでは?」と心配される方もいますが、 多くの場合は足の静脈のトラブルが原因 です。もちろん、他の病気が隠れている場合もあるため、むくみが長引く・片足だけが異常にむくむ・痛みを伴う場合は早めの受診をおすすめします。 ■ 最後に 足のむくみは「年のせい」「仕方ない」と思われがちですが、...