病気はどのように治療するのか
こんにちは。十日町ようへい内科クリニックです。健康診断の結果が返ってくる時期ですね。当院にも、健診で「病院を受診してください」とアドバイスを受けて来院される方が増えています。
「病院に行くとすぐ薬が処方されて、ずっと飲み続けることになるのでは?」と不安をお持ちの方も多いようですが、当院では、まず患者さん一人ひとりにとって治療が必要かどうかを慎重に判断しています。また、治療が必要な場合でも、薬だけに頼らない方法を積極的に取り入れていますので、ご安心ください。
治療の流れ
診察の結果、治療が必要と判断された場合でも、特に生活習慣病と呼ばれるような疾患に関しては、まずは「非薬物療法」を提案することが一般的です。非薬物療法とは、生活習慣を見直して体質の改善を図る治療法です。いくつかの具体的な例を紹介します。
非薬物療法の例
栄養療法(食事の見直し)
- 高血圧:塩分の摂取を減らし、カリウムを多く含む野菜や果物を増やすことで、血圧が改善されやすくなります。
- 脂質異常症:脂質の多い食事を控え、魚や野菜、豆類を多く摂ることで、コレステロールの数値が安定しやすくなります。
運動療法(適度な運動)
- 糖尿病:ウォーキングや軽いジョギングなど、定期的な運動が血糖値の安定に効果的です。
- うつ病:身体を動かすことで、気分を安定させるホルモンが分泌され、症状の改善につながることが期待されています。
ストレスマネジメント(心のケア)
- 不眠症:就寝前のリラクゼーションや深呼吸を取り入れることで、安眠をサポートする効果が期待できます。
- 慢性痛:認知行動療法やリラクゼーション法を取り入れ、痛みの感じ方を和らげるアプローチも広がっています。
非薬物療法は、自身の生活に取り入れることで体質改善を目指す方法で、医師のアドバイスをもとに実践していただくと、より効果が出やすいです。
薬物療法について
非薬物療法で改善が難しい場合や最初に薬物療法が推奨されている病気に対しては、次の段階として薬物療法を提案します。薬を開始する際には、その効果や副作用についても詳しく説明し、患者さんの意思を尊重した上で治療方針を決定します。無理なく治療を続けていただけるよう、患者さんとのコミュニケーションを大切にしています。
おわりに
健康診断で要精査と言われたけれども病院に行くことが不安、病気の治療について気になる、などお悩みの方は、どうぞお気軽に当院にご相談ください!
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