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病気のこと:寒い季節に増える全身の痛み

こんにちは。今日は寒くなりましたね。山形県の月山方面へ出かけたところ、初雪を目にしました。冬の訪れを感じるこの時期、寒さに備える準備も始めたいところですね。

寒い季節に増える全身の痛み、その原因は?

寒くなると、体は体温を維持するために筋肉を収縮し続けますが、この過度な緊張が筋肉や関節に負担をかけ、肩こりや腰痛を引き起こすことがあります。また、寒さで血流が悪化すると筋肉への酸素供給が減少し、疲労物質が溜まりやすくなり、痛みの一因となります。さらに、気圧の低下により関節周囲の組織が膨張すると、関節や骨に圧力がかかり、痛みを感じやすくなります。こうした影響により、例えば関節リウマチや線維筋痛症など、もともと痛みのある病状をお持ちの方は寒冷期に痛みが増すことがよく見られます。そのような病気がないにも関わらず冬になると痛みを自覚する場合、もしかしたらまだ診断されていない病気が隠れているかもしれません。

イメージはAIで作成しています

ビタミンD不足の影響

さらに、冬季はビタミンD不足が増える時期です。ビタミンDは日光によって体内で生成されますが、冬は日照時間が短いため、骨や筋肉の痛みのリスクが高まります。成人に1日400~800IU(10~20μg)のビタミンD摂取を推奨している学会もあり、特に11月から3月にかけては、意識して摂取することが大切です。

冬の痛みへの対策

適度な運動は血流を促進し、痛みの緩和に効果的です。また、ビタミンDや他の栄養素が不足している場合は、サプリメントでの補給もおすすめです。隠れた病気を診断し治療することで、痛みの改善が期待できます。当院では、隠れた病気の診断、ビタミンDの測定、日々の運動や栄養などの生活習慣についてのアドバイスも行っていますので、冬の寒さによる痛みでお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。

冬の間も体調を万全に保ち、快適に過ごしていきましょう。

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