みなさん、こんにちは。最近、インフルエンザやコロナウイルスにかかる方が急増していますね。予防も大切ですが、年末年始の病院が休みのときに症状が出たらどうすればいいか心配になる方も多いのではないでしょうか。
今日は、「お薬が必要だけれど、何を選んでいいかわからない」という方に向けて、クリニックで処方するお薬と同じ成分が含まれている市販薬をご紹介します。これを知っておけば、いざというときに役立つはずです!
1. 熱や痛みに効くお薬
処方薬: アセトアミノフェン(例: カロナール)
アセトアミノフェンは、熱や痛みを和らげる解熱鎮痛剤です。当院では、成人に1回500mgを1日4回まで内服できるように処方しています。市販薬: タイレノールA
タイレノールAは1錠300mgのアセトアミノフェンを含んでいます。処方薬と似た効果が期待でき、使いやすい市販薬です。
2. 咳に効くお薬
処方薬①: 麦門冬湯(漢方薬)
漢方薬の麦門冬湯は、1日3回、食前にお湯で溶かして飲むことで効果が高まります。喉の乾燥感や咳に優しく作用します。処方薬②: メジコン(ジメモルファン)
症状に応じて1回15~30mgを1日3回内服する咳止め薬です。市販薬:
- 麦門冬湯(漢方薬):薬局で購入可能です。
- メジコン咳止めPRO:1錠に15mgの有効成分が含まれており、処方薬と似た効果が期待できます。
3. 喉の痛みに効くお薬
処方薬: トラネキサム酸(例: トランサミン)
抗炎症作用があり、喉の腫れや痛みを和らげる薬です。1日3回、250mgを内服します。市販薬: ペラックT錠
1錠に250mgのトラネキサム酸を含んでおり、処方薬と同じ成分が使用されています。
4. 鼻水に効くお薬
処方薬: フェキソフェナジン(例: アレグラ)
1錠60mgを1日2回内服する抗アレルギー薬です。鼻水や鼻づまりに効果的です。市販薬: アレグラFX
1錠60mgのフェキソフェナジンを含んでおり、処方薬と同じ効果が期待できます。
5. 市販薬を使用する際の注意点
市販薬は、クリニックで処方する薬と同じ成分を含んでいるものが多くありますが、用法・用量が異なる場合があります。
- 添付文書を必ず確認し、決められたとおりに使用してください。
- 疑問がある場合は、薬局の薬剤師さんに相談すると安心です。
まとめ
いざというときに市販薬を使うのは便利ですが、症状が長引いたり悪化した場合は、早めに医療機関を受診してください。特に、高熱が続く場合や呼吸が苦しい場合は放置せずに対応することが重要です。
皆さんが健康に年末年始を過ごせるよう願っています!お困りの際は、どうぞ当院にご相談ください。
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