子宮頸がんを予防するためのヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンについて、厚生労働省は無料で接種できる「キャッチアップ接種」の期限を1年延長することを決定しました。この救済措置は、HPVワクチン接種が一時的に推奨されなかった期間に、接種機会を逃してしまった方を対象としたものです。
イメージはAIで作成しています定期接種とキャッチアップ接種の違い
- 定期接種: 通常、HPVワクチンは小学6年生から高校1年生相当の女性(12~16歳)を対象に無料で接種できる制度です。
- キャッチアップ接種: 定期接種の期間を過ぎた方で、1997年4月2日~2009年4月1日生まれの女性が対象。通常の定期接種と同様に無料で接種できます。
キャッチアップ接種の対象者は?
- 1997年4月2日~2009年4月1日生まれの女性が対象です。
- 今回の延長により、2008年4月2日~2009年4月1日生まれの方も新たに対象に加わりました。
期限はいつまで?
- 接種を始める期限: 2025年3月末までです。
- 通常、HPVワクチンは3回の接種が必要ですが、少なくとも1回目を2025年3月末までに受けることが条件です。
どんなワクチン?
HPVワクチンは、子宮頸がんの主な原因であるヒトパピローマウイルスの感染を予防するワクチンです。
若い世代での接種により、将来的に子宮頸がんのリスクを大幅に減らすことが期待されています。
この機会に、ぜひご自身の健康を守るための接種をご検討ください。過去に接種を受けていない方や、途中までしか接種していない方も対象となります。不明な点があれば、当院でもお気軽にご相談いただけます。健康を守る一歩を、ぜひ一緒に進めていきましょう!
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